二胡の初心者セットのおすすめと選び方|セット内容・価格の目安・届いたらすること

「二胡を始めるなら、初心者セットを買えばいいの?」
ネットで「二胡 初心者セット」と調べると、1万円台から10万円近いものまでたくさん出てきます。セットの中身もお店によってバラバラで、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、二胡の初心者セットに入っているもの、価格の目安、失敗しない選び方を、二胡教室と二胡販売を行っているOffice SHINの視点でお伝えします。
結論:初心者セットは「中身」より「本体の質」で選ぶ
初心者セットを選ぶときにいちばん大切なのは、付属品の多さではなく二胡本体がきちんと鳴るかどうかです。
付属品は後から買い足せますが、本体の音は変えられません。「付属品がたくさん付いて安い」セットより、「本体の作りがしっかりしていて、必要なものがそろっている」セットを選びましょう。
二胡の初心者セットに入っているもの
お店によって違いはありますが、初心者セットにはおおむね次のようなものが入っています。
| 付属品 | 役割 | 必要度 |
|---|---|---|
| 二胡本体 | 棹・胴・皮・弦・千斤(せんきん)などが組み立てられた状態 | ◎ 必須 |
| 弓 | 二胡は弓の毛が2本の弦の間に通された状態で使う | ◎ 必須 |
| ケース | 持ち運びと、湿気・ほこりから守るための保管用 | ◎ ほぼ必須 |
| 松脂(まつやに) | 弓の毛に塗って、弦との摩擦で音を出す | ◎ 必須 |
| 駒(こま) | 皮の上で弦を支える小さな部品。予備があると安心 | ○ あると便利 |
| 替えの弦 | 弦が切れたり、音がくすんできたりしたときの交換用 | ○ あると便利 |
| 教本・DVD | 持ち方や弾き方の基本を学ぶ | △ 教室に通うなら不要なことも |
このうち、本体・弓・ケース・松脂の4つがあれば、すぐに練習を始められます。
「千斤(せんきん)」とは?
千斤は、棹に弦を留めている部分で、弦の長さを決める大切な部品です。ほとんどの二胡は、千斤が付いた状態で届きます。千斤の位置で音程が変わるので、自分で動かさないようにしましょう。
初心者セットの価格の目安
| 価格帯 | 特徴 |
|---|---|
| 1万〜3万円台 | 付属品が多いセットも多いが、本体は量産品が中心。音の出やすさや調整にばらつきがある |
| 5万〜10万円前後 | 紅木などの定番素材を使った入門〜練習用の本格的な二胡。初心者におすすめの価格帯 |
| 10万円以上 | 黒檀・紫檀など上位の素材。経験者や、最初から長く使う一本を求める方向け |
価格帯ごとの違いは、二胡の値段の相場はいくら?初心者は何万円から買うべきかで詳しく解説しています。
失敗しない初心者セットの選び方 5つのポイント
1. 本体の木材と作り手を確認する
セットの説明で、本体の木材(紅木・黒檀など)と、どの工房・製作者が作ったものかを確認しましょう。木材や作り手が書かれていないセットは、品質が分かりにくいので注意が必要です。
2. 試奏動画で音を聴く
二胡は一本一本音が違います。お店が試奏動画を公開していれば、実際の音を聴いてから選べます。できれば、同じ条件で録音された動画で、ほかのモデルと聴き比べられるお店がおすすめです。
3. セットの中身を一つずつ確認する
「初心者セット」と書かれていても、松脂やケースが入っていないこともあります。上の表を見ながら、何が入っていて、何を買い足す必要があるのかを確認しましょう。
4. 価格に送料・関税が含まれているか
中国から届く二胡の場合、送料や関税が別にかかることがあります。表示価格が総額かどうかを確認して比べましょう。
5. 購入後に相談・修理ができるか
届いたあとに音が出にくい、弦が切れた、といったときに相談できるお店を選ぶと安心です。教室を開いているお店なら、弾き方まで相談できます。
買う場所ごとのメリット・注意点は、二胡はどこで買う?5つの買い方を比較にまとめています。
初心者セットが届いたら最初にすること
- 付属品がそろっているか確認する:本体・弓・ケースなど、説明どおりに入っているかを確認します
- 弓の毛に松脂を塗る:新しい弓は松脂が付いていないので、最初はしっかり塗る必要があります
- 駒の位置を確認する:輸送中に駒がずれることがあります。皮の中央付近に立っているかを見ましょう
- 調弦(チューニング)をする:チューナーアプリなどを使って、内弦をD(レ)、外弦をA(ラ)に合わせるのが一般的です
分からないことがあれば、購入したお店や教室の先生に相談しましょう。
Office SHINの初心者セット:趙軍工房の紅木二胡
Office SHINでは、初心者の方に、400年以上続く「趙氏琴坊」の第13代伝承者・趙軍(ちょう ぐん)氏が製作した紅木二胡の初心者セット(66,000円・税込・送料込み)をおすすめしています。
- 鳴らしやすさ:音の立ち上がりがよく、初心者でも無理なく音が出せるよう調整されています
- 作り手が明確:江蘇省の無形文化遺産の伝承者で、「二胡制琴大師」の称号を持つ趙軍氏の工房で製作
- 総額表示:中国からの関税・送料込みの価格です
- 試奏動画を公開:全モデルを同じ条件で録音しているので、聴き比べて選べます
- 購入後のサポート:修理・調整・メンテナンスに対応しています
セットの内容
- 紅木二胡本体
- 弓
- ハードケース(取っ手付き)
- 替えの弦
- クロス(お手入れ用)
- 趙軍二胡工房の冊子
- 小物類

※松脂のみ、輸入規制の関係でセットに含まれていません。国内の楽器店や通販でご用意ください。
※セットの内容は、製造する年により変更がある場合があります。ご購入前にお問い合わせください。
下の動画は、紅木二胡の試奏です。
いわき市・東京・岡谷市/諏訪市の教室では、実際に手に取って音を確かめることもできます。
よくある質問
- 1万円台の初心者セットでも始められますか?
-
始めることはできますが、本体の調整が不十分で音が出しにくいものもあります。「音が出ないのは自分のせい」と思って挫折してしまう方もいるので、長く続けたい方は5万円前後からの本格的な二胡をおすすめします。
- 松脂はどこで買えますか?
-
二胡用の松脂は、楽器店や通販サイトで購入できます。バイオリン用の松脂を使う方もいますが、迷ったら教室の先生やお店に相談してください。
- 子どもでも大人用の二胡で大丈夫ですか?
-
二胡は基本的に大人も子どもも同じサイズで演奏します。小学生くらいから大人用の二胡で始める方が多いですが、体格が気になる場合はご相談ください。
まとめ
- 初心者セットは、付属品の多さより「本体がきちんと鳴るか」で選ぶ
- 本体・弓・ケース・松脂の4つがあれば練習を始められる
- 初心者には5万〜10万円前後の本格的な二胡がおすすめ
- 木材と作り手、試奏動画、セットの中身、総額、購入後のサポートを確認する
「自分に合う二胡を相談したい」「セットの中身を詳しく知りたい」という方は、お気軽にOffice SHINへお問い合わせください。
